新日鐵住金ステンレス株式会社(所在地:東京都中央区、社長:萬谷興亞、以下「NSSC」)は、ネジ製造における冷間圧造性を飛躍的に向上させたステンレス鋼線材を開発致しました。本商品(規格名称:NSSC XM7SH)は、加工硬化の小さい JIS規格 SUS XM7の化学成分をベースに、特殊成分(ボロン)の微量添加等によって、ネジ加工時の工具荷重を大幅に低減させ、従来のSUS XM7の約2倍の工具寿命を実現する等、冷間圧造性が飛躍的に向上致します。
NSSC XM7SH(18%Cr-9%Ni-3%Cu-LowC,N-B)は、このようなお客様のニーズに応えるべく、SUS XM7の成分をベースとして、溶解精錬技術の工夫により、効率的かつ安定的に鋼中の炭素および窒素不純物を低減し、かつ、主要合金成分の最適化を進めたうえ、さらに特殊元素(ボロン)を微量添加することによって、一層の軟質化を図りました。
この結果、加工時の工具荷重を従来のSUS XM7に対し約2割低減するとともに(図1参照)、圧造工具の寿命を約2倍に延長する(図2参照)等、生産性が大幅に向上した事例が得られています。
[図1]冷間変形試験結果例 (40%軸絞り加工時の圧縮荷重)


[図2]工具寿命 改善例(ネジ形状:M4十字穴付きなべ頭ネジ


(外観図)
*1)ネジ゙頭部圧造工程例(詳細)
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